上はウマスギゴケ
Polytrichum commune でしょう。 たくさんの蒴をつけています。 蒴は角柱状で稜がありますが、これはスギゴケ属の特徴です。
スギゴケの仲間の蒴は直立する傾向が強いのですが、上の写真の蒴は上を向いたり横を向いたりしています。 はじめは上を向いているのですが、次第に横を向くようになるようです。
ウマスギゴケはオオスギゴケとよく似ていますが、蒴の頸部のくびれ方は、
オオスギゴケが浅くしかくびれないのに対し、ウマスギゴケでは深くくびれます。 上の写真の青い円で囲ったのがその部分ですが、もう少し若く瑞々しい蒴では、蒴の頸部のくびれはより一層はっきりします(
こちら)。
上は蒴口を拡大したものです。 64本ある蒴歯は短く、蒴口は口膜で覆われています。
(2018.9.12. 京都市 大原)
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