岩をすっぽり覆っているコケ、雨後で濡れていることもあって、上の写真から種名を言える人を私は尊敬しますが・・・
1枚目の写真でも、よ~~く見ると、上の写真のように枝先が所々鞭状に伸びています。 上の写真からも分かるように、1枚の葉の大きさはいろいろで、葉の形も小さい葉ほど細くなっています。
上は少し小さめの葉です。 葉は凹んでいて、葉縁にピントを合わせると、中央部はボケてしまいます。 中肋は葉の中央以上に達していて、中肋にピントを合わせても、ははっきりしない終わり方をしています。 翼部は緑色が濃くなっています。
葉先の縁には、やや大きな不規則な歯があります。 以上の観察結果は、図鑑のヒメコクサゴケ
Isothecium subdiversiforme の記載ともよく一致していますが・・・
上は翼部を深度合成したものです。 平凡社の図鑑では「翼部の細胞は方形~矩形で濃緑色の区画をつくる。」となっています。 しかし上の写真では、翼部の細胞は葉身細胞より短くはなっていますが、方形~矩形とは言えないでしょう。
(2018.9.12. 京都市 大原)
◎ ヒメコクサゴケは
こちらにも載せています。 また
こちらには胞子体をつけているヒメコクサゴケを載せています。
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