小径の脇にあった写真のコケ、アオギヌゴケ属は難しいのですが、ハネヒツジゴケ Brachythecium plumosum ではないかと思います。
茎は砂質土壌に半分埋まるようにして這い、不規則に分枝して出る枝は斜上していました。 蒴柄は赤褐色です。
上は茎を切断して茎と枝が重ならないようにして撮った写真です。 茎と枝が直線状になってしまい、わかりにくくなってしまいましたが、左の褐色を帯びている部分が茎と茎葉です。 多くの茎葉は茎にくっついていて、長さは2mmほどです。 枝の幅は葉を含めて1~2mm、枝葉の長さは 1.5~2mmです。
上は茎葉です。 土に半分埋もれた状態で這っていましたので、かなり汚れています。 茎葉は披針形で葉先は細く伸び、尖っていますが、毛状にはなっていません。 中肋は葉の長さの 1/2を越えて伸びています。
上は茎葉の基部です。
上は枝葉です。
上は蒴柄の上部(左)と下部(右)です。 上部にはパピラがありますが、下部にはありません。
(2020.11.8. 六甲山)
◎ ハネヒツジゴケはこちらにも載せています。
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