2020-11-28

ヒメミズゴケ

 これも北海道から送っていただいたコケで、ヒメミズゴケ Sphagnum fimbriatum だと思います。 トドマツの枯葉の長さが2cmあまりなので、おおよその大きさがわかります。

 大形のミズゴケで、送っていただいたものも茎の高さは 20cmほどあったのですが、細長く繊細で、上はその茎の上部です。

 上は茎の横断面で、表皮細胞は2~3層です。

 上は表皮で、右が茎頂の方向です。 表皮の表面には(0~)1(~2)個の孔があります。

 茎葉は扇形に大きく広がり、総状に裂けています(上の写真)。 茎葉の基部には広い舷があります。

 上は枝葉です。

 上は枝葉背面の中央部で、透明細胞には縁に沿った大きな孔があります。

 上の2枚は枝葉の断面です。 葉緑細胞は台形で、腹面に広く開いています。

◎ ヒメミズゴケはこちらにも載せています。


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