リスゴケ

 

　写真はリスゴケ Dozya japonica でしょう。　樹幹に張り付いていました。

　一次茎は基物上を這い、二次茎は立ち上がり、不規則に少数の枝を出します。　二次茎や枝の先は弓形に曲がっています。　一次茎や二次茎の基部には鱗片状の葉がついています。
　上は乾いた状態で、葉は枝に密に接していますが・・・

　葉は湿ってもあまり開きません。　枝葉の長さは 2.5～３mmです。

　上は枝葉です。　枝葉は広披針形で鋭頭、ほぼ全縁で縦ひだがあり、細く長い中肋があります。

　上は翼部です。　翼部には不規則な方形でとても厚壁な細胞が並んでいます。

　葉身細胞は狭楕円形～線形です(上の写真)。

（2020.11.26.　奈良県 上北山村）