2020-12-24

ツルウメモドキ

 

 写真のツルウメモドキ Celastrus orbiculatus、林縁の日当たりがあまり良くない所に育っていたせいもあるのか、12月中旬になって、やっと黄色の果皮が割れ、赤い仮種皮が見えだしました。 上の写真の左上には、まだ果皮が割れていないものがたくさん残っています。
 果皮は3つに裂開し、黄色と赤との対比は色彩的になかなかのものです。 写真のように落葉後も果実の色鮮やかさは保たれるため、花材などに使われます。

 ツルウメモドキはニシキギ科の落葉つる性木本で、雌雄異株です。 もちろん上は雌株ということになります。

 花は5月頃に咲きますが、小さな淡緑色の花で、あまり目立ちません。 上と下の写真は雌株の花(雌花)です。 雌花はガク片と花弁が5枚で、メシベは柱頭が3裂し、退化した5本のオシベがあります。

 雄株の花(雄花)は、写真は載せていませんが、5本のオシベが目立ち、中央に退化したメシベがあります。

(2012.12.21. 堺市南区畑)

※ 上は Part1の2012.12.25.の記事を少し書き換えてこちらに引っ越しさせたものです。




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