上はアカイチイゴケなどと混生しているアカウロコゴケ Nardia assamica で、胞子体をつけています。
2月12日に載せたミドリコケビョウタケが寄生していたのも、本種でした。
上の写真の最小目盛は 0.1mmです。 葉の大きさはいろいろですが、概して雌苞葉やそれに近い葉は大きくなり(といっても長さ 0.5mmほどです)、密につくようです。
上の2枚は、1枚目はほぼ横から、2枚目はほぼ腹面から見ています。 葉は全縁で円頭~微凹頭、斜めにつき、斜めに開出して離在~接在しています。 腹葉は大きく茎と同じ幅で、卵状舌形です。
上は葉身細胞です。 油体は半数以下の細胞に各1個で、球形~楕円体、微粒の集合です。
花被は5~6稜で、雌包葉から超出しています(上の写真)。
上は花被やペリギニウムで保護されている胞子体の断面です。 ペリギニウムの長さ(赤い線)と花被の長さ(黄色の線)は、ほぼ同長です。
なお、この胞子体が伸び出した様子はこちらに載せています。
(2021.2.11. 箕面公園)
◎ アカウロコゴケはこちらにも載せています。
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