路肩のコンクリート上で育っていたツクシナギゴケモドキ Oxyrrhyncium hians です。 蒴の蓋には長い嘴があり、その上を僧帽型の帽が覆っています。
茎は不規則に分枝しています。
茎葉の長さは1mmあまりで、枝葉は茎葉より少し小さいのですが、形はほとんど同じです。 蒴柄の長さは1cmほどです。
葉は全周に細かい歯があります。
背面から見ると中肋は1個の歯で終わっています(上の写真)。
上は葉身細胞です。
上は蒴歯です。 内蒴歯と間毛は外蒴歯よりほんの少し短く、内蒴歯はパピラに覆われています。
蒴の頸部には気孔があります(上の写真)。
上は茎の断面で、中心束があります。 下はその中心束付近の拡大です。
(2021.2.20. 箕面公園)
◎ ツクシナギゴケモドキはこちらにも載せています。
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