2021.7.15.に栂池自然園で撮ったクロツリバナ Euonymus tricarpus です。 ちょうど花の時期で、暗紫色の花がたくさん垂れ下がっていました。
本種の分布は本州中部以北と北海道の亜高山帯です。
葉は対生し、葉脈は表面で凹み、裏面で隆起しています。
花はガク片、花弁が5枚ずつで、オシベも5本です。 上の花は、オシベが既に落ちていますが、花盤の発達がよく分かります。 花の中央にある子房は発達した花盤に半ば埋もれています。 その周囲にある5個の盛り上がりはオシベの葯のついていた場所で、花糸はほとんどありません。
花は上記のように色もつくりも特徴的ですが、果実も特徴的です。 秋に紅色に熟す果実は、長い3翼を持っています。 種小名の tricarpus は「三果の」という意味で、このことに由来します。
この果実も見たいところですが、大阪から何度も出かけるには遠すぎます( ;∀;)
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