朽木上の写真の変形菌、ケホコリ科のホソエノヌカホコリ Hemitrichia calyculata だと思います。 未熟の状態の子嚢はとても美しいのですが、上のような時期の方が同定は容易です。 なお、ヌカホコリの変種とする考えもあり、その時の学名は H. clavata var. calyculata となります。
上の写真の子嚢は約1mm、柄の長さも約1mmでした。 柄は最初は白っぽい色ですが、裂開時には赤みを帯びた褐色になっています。
杯状体は浅く、子嚢の裂開後は上のように反転傾向になります。 細網体は子嚢の底に強く付着しています。
上は細網体で、4~5本のらせん紋があります。
上は胞子です。
(2021.6.24. 兵庫県西宮市 北山)
◎ ホソエノヌカホコリはこちらにも載せています。
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