2021-07-10

カゴノキ

 

 カゴノキ Litsea coreana は関東-福井以西に分布するクスノキ科の常緑高木です。 雌雄異株で、雌株の果実が赤く熟しはじめていました(2021.6.28.京都御苑で撮影)。

 クスノキ科らしく果柄は太く、その先に楕円形の長さ9mmほどの果実がつきます(上の写真)。 今ごろ果実が熟しはじめているということは、花は・・・

 カゴノキの花は9月に、小さな花が集まって咲きます。 白っぽい花ですが、上は10月4日に長居植物園で撮った雄株の花で、かなり褐色になってきています。

 上は幹で、樹皮は薄片になってポロポロと落ち、その跡は白っぽい色になります。 その様子が鹿の子の白い模様のように見えることが、和名の「鹿子(かご)」の由来とされています。




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