2022-05-21

キバネオドリバエ

 写真はキバネオドリバエ(キバネオオヒラオドリバエ) Empis latro のオスでしょう。 苔むした擬木の上でたたずんでいました。

 カメラを近づけると逃げ始めましたが、飛び立とうとはしませんでした。 羽化したばかりだったのでしょうか。

(以上、2022.5.5. 箕面公園)

 オドリバエの仲間は捕食性で、他の昆虫を捕らえ、長い口吻で体液を吸うのですが、おもしろい交尾をすることでも知られています。 オスは餌となる昆虫を捕まえてメスにプレゼントし、メスが餌に夢中になっている間に交尾します。
 下は本種のその様子を撮った写真で、Part1の 2014年4月28日に載せていたのですが、こちらに引っ越しさせました。 2014.4.23.に京都府木津川市の山城国分寺跡で撮影した写真です。

 上の写真は、いちばん下が餌のケバエ、中央が食餌中のメス、いちばん上がオスです。 オスは、前脚で葉につかまり、中脚と後脚でメスを抱きかかえています。

 メスはオスからプレゼントされた餌に夢中で、口吻を餌に刺し込んでいます。

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