写真はクモノスシダ Asplenium ruprechtii です。 石垣で育っていました。 石灰岩地に多いシダで、石垣の目地に使われているセメントが関係しているのかもしれません。
若い株の葉身は楕円形ですが、株が充実ししてくると葉先が漸尖して細長く伸び、その先に芽をつけます。 和名はそのようにして次々と無性生殖で広がる様子を蜘蛛の巣に見立てたところからでしょう。
上は葉の裏です。 胞子のう群は葉裏の主軸から斜めに外側に細長く伸び、薄い包膜があるのですが、上の写真では胞子のうが弾けて広がり、分かりにくくなっています。
(2022.7.13. 大阪府高槻市 摂津峡)
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