セメント製の塀の上にホソオカムラゴケ Okamuraea brachydictyon がありました。 枝先近くに、細い芽状の無性芽をたくさんつけています。 前日の雨で葉はよく開いています。
平凡社には樹木に着生するとありますが、私が見たのはいずれもコンクリート上でした。
枝ぶりがわかるようにほぐしてみました(上の写真)。 茎は這い、そこから斜上する枝をたくさん出しています。 葉は丸くついています。
無性芽を拡大してみました(上の写真)。 無性芽には小さな葉がたくさんついています。 上は乾いた状態で、葉は枝に接していますが、縮れてはいません。
上は枝葉です。 中肋は葉の中部以上に達しています。
上は葉先です。 葉先は比較的長く伸びていますが、単細胞列にはなっていません。 細胞は下の葉の中央部の細胞に比較すると細長くなっています。
上は葉の中央付近の細胞です。 細胞は楕円状六角形~長い菱形で、多少厚角です。
上は葉の基部です。 翼部ははっきりしませんが、細胞は方形です。
(2022.7.13. 大阪府高槻市 摂津峡)
◎ ホソオカムラゴケはこちらにも載せています。
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