写真はチャボスギゴケ Pogonatum otaruense です。
葉は乾くと縮れます。
湿ると上のようになります。 葉が茎の上部に集まってつくような傾向は見られません。
平凡社の図鑑では、チャボスギゴケの葉の長さは2~6mmとあります。 上の写真の葉はほぼ 4.5mmで、合致します。 葉の縁には鋸歯があります。
上は葉の断面です。 薄板の並び方は少し“お行儀”が悪いように見えますが、その理由は・・・
上は葉の断面の中央部を大きく撮った写真です。 中央やや右上が分かり易いのですが、薄板の端細胞が2叉しています。 この細胞が隣と不規則に重なりあったりしています。
(2016.6.15. 大阪府豊能町 初谷)
◎ こちらには蒴をつけたチャボスギゴケを載せています。