写真はヤマクルマガイ
Spirostoma japonicum です。 殻径は 11~16mmになります。 上から見ると特に変わった所の無いようなカタツムリの殻ですが・・・
殻底側から見ると、三角錐の蓋を持っています。
多くのカタツムリは蓋を持たず、休眠する時は粘液を固まらせて殻口に幕を作ります。 しかし上のように蓋を持つカタツムリもいます。 両者は分類学的にはかなり異なるのですが、そのことは後日何らかの方法で整理したいと思います。
→ 分類表(掲載種一覧)を作成しました。(2016.7.9.追記)
ヤマクルマガイの三角錐の蓋は、殻の内部を守るには頼りになりそうですが、這う時には邪魔にならないのか、気になる所ですが・・・
水をかけてしばらく放置しておくと、軟体部を出しはじめました(上の写真)。 ヤマクルマガイの臍孔はとても大きく、蓋はここにすっぽり収納されます。 完全に収納されてしまうと、その上を軟体部に覆われて見えなくなりますから、上の写真は収納されかけている状態です。
(2016.6.26. 堺自然ふれあいの森)
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