上は湿った状態のオオハリガネゴケ
Bryum pseudotriquetrum です。 茎の中ほどにはたくさんの無性芽があり、上の写真では短い糸くずのように見えていて、湿らせる時に離れて葉にもくっついています。 茎の下部には仮根も多く、無性芽や仮根に覆われていない所の茎は赤く見えています。
上は無性芽のついている所を拡大したものです。 乾いた状態では葉は上のように縮れています。
上は無性芽で、細胞が1列につながっています。 なお、仮根の顕微鏡写真は
こちらに載せています。
葉の長さは3mmほどで、葉先は短く尖り、葉の上部には小歯が見られます。 葉縁には舷があります。 古い葉になるにつれて中肋も赤くなる傾向があるようです。
上は葉の断面です。 葉縁は反曲しています。
上は中肋の断面です。
葉身細胞は菱形~六角形で、長さは 40~50μmほどです。
(2017.2.8. 西宮市名塩)
◎ オオハリガネゴケは
こちらにも載せています。 また蒴の様子を
こちらに、紅葉の様子を
こちらに載せています。
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