2018-01-01

戌年

あけましておめでとうございます


コホウオウゴケ Fissidens adelphinus

 本年もよろしくお願いいたします。

 ところで、今年のインクジェット紙の年賀葉書のデザイン、原画は切手デザイナーの星山理佳(ほしやまあやか)さんで、意匠は「犬のフジさん」ですが、はなかなか凝っていて楽しめます。


 まず料額印面(切手を貼るかわりに印刷してある部分)ですが、戌年にちなんで、富士山に見立てた犬の正面からの顔を描いてあることはすぐ分かりますが、この犬の鼻に「フじ」(「じ」は横向き)と書かれてあります。
 次に消印部分(消印を押す代わりに印刷してある部分)も犬の足跡または足の裏と富士山が重なって描かれてありますが・・・


 逆さまにすると、この犬の足の裏の爪が「FUJI」の文字になっていて、料額印面が湖面に映る逆さ富士に見えてきます。 さらにこの消印部分を横にすると・・・



 「あけまして おめでとうございます」の賀詞がマイクロ文字で書かれています。


 くじ部分は、犬の尾を浪にみたてた葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」のパロディですが、この尾の左下に「ふ」の文字が、尾の上に「じ」の文字があります。

 このようなほとんどの人が気にも留めないようなところに工夫を凝らす作者のイタズラ精神は心の余裕から生まれるものでしょうし、そのこだわりに驚き楽しむのも、とても日本人的な気がします。 小さなコケを愛でる心にも通じるところがあるのかもしれませんね。

 なお、マイクロ文字は日本の紙幣にはあちこちにたくさん散りばめられていますが、これはカラーコピー機での再現を困難にするためのようです。 ちなみに、日本の紙幣には、その他にもさまざまな偽造防止技術が駆使されています(詳しくは国立印刷局のホームページでどうぞ)。


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