2018-01-16

トサホラゴケモドキ


 上の写真、いろいろなコケが混じっていますが、一番多いのがトサホラゴケモドキ Calypogeia tosana で、無性芽をつけています。


 先端に小さな2歯(赤い円で囲ったところなど)を持った葉があちこちに見られます。


 上は腹葉で、上の写真では基部にピントが合っていませんが、湾入してついています。 腹葉は2裂し、多くの腹葉では上の写真のように裂片がさらに2裂しています。 ほとんどの腹葉は、上の写真のように 20細胞幅前後でした。


 上は葉身細胞です。 細胞の表面にピントの合っている所では、著しい点状ベルカが確認できます。 油体は長楕円体で、ブドウ房状です。

(2018.1.4. 富田林市 錦織公園)

◎ トサホラゴケモドキの胞子体の様子などはこちらに載せています。 また、もう少し詳しい腹葉の様子などはこちらに載せています。


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