樹幹にモコモコしたコケがついていました。
葉は密で、枝もよく重なっています。
上は腹面から見たところで、背片と腹片のつながりが短いことや、腹葉の様子などからヤスデゴケ属であることが分かります。 腹片がどのような袋状の形態になるのか知りたいところですが、仮根が未発達で観察し易い枝先の腹片は、上の写真のように開いたままでした。 腹片の先は急に細くなって糸状に伸びているようです。
腹葉は茎の約4倍幅で、中央の切れ込みは浅く、側縁に鋸歯があります(上の写真)。
このような腹片や腹葉の特徴などから、写真のコケはヒラキバヤスデゴケ
Frullania monocera のようです。
上は葉身細胞です。 油体は楕円体で、微粒の集合です。
(2018.1.19. 堺市南区豊田)
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