写真はヘリグロテントウノミハムシ
Argopistes coccinelliformis でしょう。 テントウムシの仲間にそっくりな体型ですが、触角を見ると、テントウムシの短い触角ではなく、ハムシの長い触角です。
写真はシリブカガシの葉の上ですが、食餌植物は、ヒイラギ、ネズミモチ、キンモクセイなどのモクセイ科ですし、頭部を下げてじっと動かずにいたので、たぶんお休み中なのでしょう。
以前見た、本種ととてもよく似た活動中の
テントウノミハムシ A. biplagiatus は、和名に「ノミ」とあるように、蚤のようにジャンプして、瞬時に視野から消えました。 本種も、お休み中でなければ同様の行動を取るはずです。
本種は外来種で、1980年頃より関東地方から広がりだしたようです。 在来種のテントウノミハムシは前胸背板前縁が突出しているのですが、肉眼的にはほとんど見分けがつきません。 食餌植物も同じですが、生活サイクルはいろいろ違いがあるようです。
(2018.10.10. 京都府立植物園)
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