写真はジャバシラガゴケ Leucobryum javense でしょう。 腐葉土の上や樹幹の下部にも広がっていました。
本種は日本産のシラガゴケ属の中で最大の種で、葉の長さはオオシラガゴケよりずっと長いのですが、オオシラガゴケのように這うことは少なく、植物体の長さはオオシラガゴケより短い印象を受けました。
上の葉の長さは14mmほどですが、18mmに達するようです。 オオシラガゴケの葉の長さは10mm以下です。
葉先は急に尖っています。 また、葉先の背面の細胞上端がパピラ状に突出しています。(上の写真)
上は葉の基部の横断面です。 中央に1層の葉緑細胞があり、その背面側と腹面側に透明細胞があります。 この透明細胞は中央部では背面と腹面に各1層、計2層ですが、最も断面の厚い部分では、背面と腹面に各3層、計6層になっています。
下は上の一部の拡大で、赤い楕円で囲った所の透明細胞は6層になっています。
(2023.1.17.)
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