2025-03-12

ノコギリコオイゴケ

 ノコギリコオイゴケ Diplophyllum serrulatum が花被をたくさんつけていました(以下の生態写真を含め、全て 2025.3.8.に滋賀県野洲市で撮影)。

 花被の高さは1~1.5㎜でした。
※ この花被の中で育った胞子体が伸びた様子はこちらに載せています。

 上は花被の口の様子です。

 ノコギリコオイゴケも見かけはいろいろ変化します。 上はミドリコケビョウタケに寄生されたためか、元気の無い状態、下は葉を密につけた状態です。

 上は葉の重なりが強く、背片と腹片が見分けにくい状態です。 そのこともあって、以下は上の写真の葉を何枚か調べた結果です。 なお、こちらでは茎についた状態の葉を、もう少し詳しく観察しています。




 上のように並べてみると、背片と腹片の大きさの比にも、腹片の先の様子にも、鎌状に曲がる程度にも、変異が見られます。

 上は腹片中央の細胞です。

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