2025-03-18

アツブサゴケモドキ

 写真はアツブサゴケモドキ Palamocladium leskeoides でしょう。垂直に近い岩から垂れ下がっていました。

 上は乾いた状態で、下は同じ枝の湿った状態です。 湿ると枝の曲がりは伸びますが、葉の開き方はほとんど変化しません。

 葉は密生していて、茎はほとんど見えません。


 上の2枚の写真は葉です(茎葉と枝葉でほとんど違いはありません)。 葉は長さ 1.5~2㎜、三角状披針形で、深い縦じわがあります

 上は葉先です。 中肋は葉先近くに達しているのですが、葉先近くではやや不明瞭です。

 翼部には短い細胞が集まり、暗くみえます(上の写真)。 葉縁には全周に細かい歯があります。

 葉身細胞は長楕円形~線形でやや厚壁、長さは 30~50μmです(上の写真)。

(2025.2.12. 西宮名塩~武田尾の廃線敷)

◎ アツブサゴケモドキはこちらにも載せています。 またこちらには胞子体をつけた本種を載せています。

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