下は堺自然ふれあいの森の水田で育っていたアブノメで、9月22日の撮影です。
アブノメは水田や湿地に生える1年草です。 茎が伸びるにしたがって葉腋に花をつけますが、最初は閉鎖花ばかりで、9月頃になってやっと写真のような開放花を咲かせます。 まずは来年のための種子を残すということなのでしょうか。 茎は軟弱で、根元付近以外ではほとんど枝分かれしません。
上はアブノメの果実です(掌に載せています)。 和名は、この褐色になった小さな果実をアブの眼に見立てたところからのようです。
アブノメに似たオオアブノメ(大阪市立大学理学部付属植物園で撮影)は、幼苗の頃から根出葉を出さずに茎が立ち、ガクの基部に2枚の小さい苞葉があります。 関東より北でよく見られるようで、大阪府では絶滅したとされています。
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