「堺自然ふれあいの森」でニホントカゲ
Plestiodon japonicus を飼育されていたところ、産卵したので、その卵を育てていたところ、7月15日に孵化しはじめたと聞き、その瞬間を写真を撮らせていただきました。
爬虫類の卵は鳥類の卵のような硬い殻を持っていません。 上の写真の青いマークは、発生途中で卵の上下が変化すると胚が死んでしまうので、卵の上につけておいた印です。
上は孵化したばかりのニホントカゲの幼体と、まだ孵化していない卵です。 1枚目の写真もですが、幼体と卵の大きさを比較すると、どのようにして卵の中に入っていたのかと不思議に思います。 無駄なスペースはほとんど無いのでしょうね。
オスの成体は褐色で、青い尾は幼体と多くの成熟メスの特徴ですが、生まれたばかりの幼体の尾の青さはいちだんと鮮やかでした。
従来ニホントカゲは1種とされていたのですが、分子系統解析などにより、3種に分けられています。 外見はそっくりなのですが、ニホントカゲは若狭湾と三重県を結ぶラインを境に本州西部に分布し、東日本にはヒガシニホントカゲ
P. finitimus が、伊豆半島にはオカダトカゲ
P. latiscutatus が分布するとのことです。
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