上はサクライキリシマゴケ
Herbertus sakurai でしょう。 色は緑褐色です。 岩上にありました。
上のように拡大してもややこしいのですが、上は腹面から撮ったもので、左右に広がる葉(側葉)も、それとほぼ同じ形で少し小さな腹葉も、2/3ほどまで狭V字形に2裂しています。 また、鞭枝も写っています。
上は1枚の葉です。 葉は深く切れ込み、葉鞘部の幅は切れ込み開始位置よりもかなり広くなっています。 苔類ですので中肋はありませんが、上の写真で少し明るく見える中肋様のものが各裂片の中央にも伸びているようです。 これがビッタ(vitta)と呼ばれているものです。
上は裂片中央付近の葉身細胞で、写真の下方には細長いビッタ細胞が写っています。 また下の写真は葉掌部の縁に近い所の葉身細胞です。 油体は米粒形で、ほぼ均質です。
(2017.6.13. 北八ヶ岳)
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