2017-07-01

タチハイゴケ



 タチハイゴケ Pleurozium schreberi は、和名に「ハイゴケ」とありますが、ハイゴケ科ではなく、イワダレゴケ科に分類されています。 亜高山帯の針葉樹林林床ではよく見られるコケですが、生えている場所により、その姿はいろいろと変化します。 上の写真の1枚目は立ち上がっていますが、2枚目は這っています。 茎が赤いのは共通ですが、これも葉が茎を覆っている所では見えません。
 葉の形も、上の2枚の写真の多くの葉は、葉先が鋭頭に見えますが、これは葉の上部の縁が内曲していて凹んだ葉面の内側に入っているためで・・・


 上は葉の上部の縁が内側に折れ曲がったままになっていますが、下の写真の葉は折れ曲がりがほとんど無く、葉先は広い円頭になっています。 また、上の葉と下の葉では葉の幅が異なりますが、茎の上部の葉や枝葉では葉の幅が小さくなります。


 どの葉にも短い2本の中肋があります。 翼細胞は褐色の明瞭な区画を作っています。


 上は枝葉の葉身細胞です。 厚壁で、45~65μmほどの長さがあります。


 翼細胞は丸みのある方形~矩形です(上の写真)。

(2017.6.14. 2016.7.20. 北八ヶ岳)

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