2018-07-27

ホソコガネハイゴケ




 写真はヤナギゴケ科のホソコガネハイゴケ Campylium hispidulum var. sommerfeltii のようです。 水に沈んだ腐木上で育っていました。 基本種のヤナギゴケモドキとは翼細胞の形態等で区別されています。
 蒴柄は植物体に比較して長く、蒴は傾き、非相称です。


 茎は這い、不規則に枝分かれしています。 上は乾いた状態ですが、葉は開出しています。


 枝の幅は、枝についている葉の尖った先までを含めても1mm以下です。


 葉は目立たない歯があるか全縁です。 上の写真では2叉する中肋がぼんやり見えますが、ほとんど分からない葉も多くありました。 翼細胞は矩形です。


 葉身細胞は楕円状菱形です。


 ヤナギゴケ科の蒴は、ほぼ等長の外蒴歯と内蒴歯が各16本ずつ揃っています。 上はそのうちの1本の外蒴歯と、その先の部分の拡大です。 外蒴歯の上部にはパピラが、下部には横条が見られます。
 下は内蒴歯です(上とは拡大率が異なります)。 内蒴歯の歯突起は高い基礎膜の上にあり、歯突起の間には関節のある間毛が存在します。


(2018.6.1. 青森県 蔦沼めぐり自然研究路)


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