写真はクサゴケ Callicladium haldanianum でしょう(撮影:2018.6.1.)。 蔦沼めぐり自然研究路でも奥入瀬渓流でも、木製の橋の欄干で、たくさんの胞子体をつけていました。 蒴柄は2~3cmもあり、よく目立ちます。
分布は北海道~四国ということですから、少し涼しい所が好みのようです。
這っている茎から不規則に枝を出します。 葉はやや丸くついています。
枝は葉を含めて幅約1mm、枝葉の長さは 1.5~2mmで、多くの葉は先が急に細くなっています。
葉はほぼ全縁で、葉面は凹んでいます。 中肋は短く、2叉しています。
上は葉の基部を深度合成したものです。 翼部では方形で薄壁の細胞が格子状の明瞭な区画を作っています。
葉身細胞は線形です。
枝になる膨らみの周囲を偽毛葉が取り囲んでいました(上の写真:深度合成しています)。 偽毛葉は披針形です。
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