上はオオセンチコガネ
Phelotrupes auratus です。 必死に落ち葉の下に逃げ込もうとするオオセンチコガネと、落ち葉を取り除いて撮ろうとするいたちごっこでした。
オオセンチコガネは獣糞や動物の死がいを餌にするいわゆる糞虫です。 上は兵庫県佐用町で 2020.8.4.に撮影した写真ですが、本種は地域によって体の色に違いがあり、紀伊半島~奈良に生息するものは青味が強く、近畿中央部には緑色が多く、それ以外の場所では赤色が多い傾向があるようです。
上は 2020.7.8.に箕面公園で撮影したもので、赤色に緑色が混じってきています。 また、大阪府北部の三草山で撮影したもう少し緑色のはっきりしたものは
こちらに、奈良公園で撮影した青い色をしたものを
こちらに載せています。
昨年、日本の自然と文化の関わりを伝えるシリーズ展示「Where Culture Meets Nature」が京都で開催され、そこでは下のようなオオセンチコガネの色彩変異も展示されていました。