写真はエダウロコゴケモドキ
Fauriella tenuis です。 朽木を覆うように育っていました。 蒴をつけていますが、本種が蒴をつけることは稀です。
繊細なコケで、上の写真では、葉を含めた枝の幅は、最も広い所でも 0.3mmほどです。
葉は円形に近く、深く凹み、葉先は急に細長くなり尖っています。 中肋は短いうえにはっきりしません。 葉身細胞は丸みを持った細長い菱形で、背面中央に1個の大きなパピラがあります。
葉身細胞の長さは 18~25μmです(上の写真)。
蒴柄は 10~15mmほどの長さです。
蒴の長さは1mmほどです。
外蒴歯は下部に密な横条が、上部にはパピラがあります。 内蒴歯の歯突起は外蒴歯とほぼ同長で、長い間毛があります。
上は胞子です。
(2020.8.4. 兵庫県佐用町)
◎ エダウロコゴケモドキは
こちらにも載せています。