2021-01-09

ミカヅキゼニゴケの雄器托

 上はミカヅキゼニゴケ Lunularia cruciata です。 この群落の一部に、下のように雄器托をたくさんつけているところがありました。

 本種の雄器托は無柄で盤状に盛り上がり、縁はさらに高くなっています。 ほとんどの雄器托は葉状体の先端についていますが、写真の右上の雄器托は葉状体の中央についています。

 上は雄器托の断面で、中には造精器が並んでいます。

 葉状体の先が上の写真のように他と違ってみえる所があったので、赤い線の所に刃を入れて切断し、プレパラートを作成しました。

 顕微鏡で観察した結果は、作られつつある雄器托のようでした。

(2021.1.8. 大阪市 咲くやこの花館)

◎ ミカヅキゼニゴケの無性芽器などはこちらに、腹鱗片や気室孔などはこちらに載せています。


0 件のコメント: