上はミカヅキゼニゴケ Lunularia cruciata です。 この群落の一部に、下のように雄器托をたくさんつけているところがありました。
本種の雄器托は無柄で盤状に盛り上がり、縁はさらに高くなっています。 ほとんどの雄器托は葉状体の先端についていますが、写真の右上の雄器托は葉状体の中央についています。
上は雄器托の断面で、中には造精器が並んでいます。
葉状体の先が上の写真のように他と違ってみえる所があったので、赤い線の所に刃を入れて切断し、プレパラートを作成しました。
顕微鏡で観察した結果は、作られつつある雄器托のようでした。
(2021.1.8. 大阪市 咲くやこの花館)
◎ ミカヅキゼニゴケの無性芽器などはこちらに、腹鱗片や気室孔などはこちらに載せています。
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