花崗岩上を這い回るコケ、よく見るツクシウロコゴケとは印象が少し異なり、ウロコゴケかもしれないと思ったのですが、以下の観察結果からは、やはりツクシウロコゴケ Heteroscyphus planus のようです。
葉は重なり、ほぼ舌形で切頭、ほぼ同じ大きさの数個の歯がありますが、葉の長さは1.2mmほどです。 平凡社の図鑑のウロコゴケの葉の長さは1.5~1.8mmとなっています。
腹葉は、茎の径の1~1.5倍幅で、大きく2裂し、側縁に1~2個の刺歯があります(上の写真)。
上は葉身細胞で、油体はほぼ球形です。 ウロコゴケの油体は、各細胞に3-5個,紡錘形,ブドウ房状です。
(2021.1.15. 箕面公園)
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