2021-11-23

ウカミカマゴケ

 水の滴る岩から垂れ下がっているコケ、ウカミカマゴケ Drepanocladus fluitans だと思います。 なお、写真左上に写っているのはミヤマスギゴケです。



 茎は長く伸び、不規則な羽状に分枝しています。

 葉は長さ3~4mm、上の写真のように鎌形に曲がっている葉が多くありました。 中肋は葉の中部~3/4で終わっています。

 翼細胞は分化しています(上の写真)。

 葉縁上部は全縁または目立たない歯があります。

 葉先に仮根がついている葉もありました(上の写真)。

 上は葉身細胞です。

 上は茎の断面です。 写真の左端は葉につながっていて乱れていますが、表皮細胞は分化していません。

(2021.10.7. 北八ヶ岳)

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