2022-09-10

フォーリーサキジロゴケ

 

 上はフォーリーサキジロゴケ Gymnomitrion faurianum でしょう。 本種は従来サンゴサキジロゴケ G. corallioides とされてきましたが、それとは別種であるという見解が出されています。
 葉は横につき、密に重なっています。 育っていたのは・・・

 上のような岩が折り重なった所の・・・

 少しは湿度が保たれやすいと思われる奥まった岩の上にありました。 黄色の矢印で示したのが本種の群落で、白っぽい色をしています。

 葉を含めた枝の幅は 0.5~1mmです。

 上は葉です。 葉は小さく柔らかいうえに密に重なっていて、1枚取り外すのが難しく、上の葉も基部が欠けています。
 葉は 1/5~1/7まで2裂し、縁は透明な細胞で縁取られています。

 上は葉身細胞です。

 多くの細胞の油体は2個で、楕円体、微粒の集合です。

 ピントを少しずらすとベルカが確認できました(上の写真)。

(2022.9.4. 北八ヶ岳

◎ フォーリーサキジロゴケはこちらにも載せています。

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