2023-10-04

花被をつけたシロコオイゴケ

 上はシロコオイゴケ Diplophyllum albicans でしょう。 写真中央左下には花被も写っています。
 本種は亜高山帯以上に分布するコケで、上も北海道の雄阿寒岳山麓の岩上で育っていました(2023.9.9.撮影)。

 茎は側面から分枝しています(Scapania属との違い)。

 上の写真の腹片の長さは約 0.8mm、背片は腹片の 3/4ほどの長さです。 背片、腹片ともにビッタがあります。

 上は腹片の細胞です。 厚壁で、トリゴンは発達していません。

 花被は円筒形で多稜です(上の写真)。

◎ シロコオイゴケはこちらにも載せています。

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