2015-02-11

ニジモントビコバチ


 ヤツデの葉の裏、糸で守られたチャタテムシ?の卵の側にニジモントビコバチ( Cerapteroceroides japonicus )がいました。 なぜかこの場所がいいようで、写真を撮りだすとフラッシュの光に反応してか、歩きだすのですが、しばらくそっとしておくと、この卵の所に戻って動かなくなるということを、何度も繰り返していました。


 体長は翅端まで 2.2mmでした。 光の当たり方で体の色が変わります。


 額(複眼と複眼の間)の幅は、前後でほぼ同じです。


 横から見ると、ニジモントビコバチの触角はとても幅広いものです。 上の写真では触角の棍棒状部(club:鞭節の先端方)と繋節(funicle:鞭節の基部方)との間に少し隙間があって両者の区別が容易ですが、ニジモントビコバチの棍棒状部と繋節とは、ほぼ同じ長さです。

 ニジモントビコバチ( Cerapteroceroides japonicus )にたいへんよく似たものに、同じ属の C. similis がいるのですが、ニジモントビコバチの体色が黒っぽいのに対し、後者の体色は茶色がかっていて、額の幅が少し前方に狭まり、触角の棍棒状部は繋節より少し長い、とのことです( おちゃたてむしさんのところに載せられているニジモントビコバチへのフッカーSさんのコメントを基に書きました )。


 触角の形態と機能が、どうしても気になります。


(2015.2.10. 富田林市 錦織公園)

※ 今回ニジモントビコバチを観察できたことで、前にCerapteroceroides属の一種としていたもの(こちら)は、アブラニジモントビコバチ( C. fortunatus )らしいことが分かりました。 訂正しておきます。