2015-02-06

越冬中のヤニサシガメの幼虫


 写真は、2月3日に載せたツヤムネメマトイキモグリバエと同じ枯れたアカマツの樹皮の下にいた、ヤニサシガメの幼虫です。 何頭かがゆるい集団を作っていました。
 ヤニサシガメは、主にマツの樹上で生活しており、その名のとおり、体がヤニのような物質でおおわれています。 幼虫で越冬し、5月頃に羽化しますので、これまで春や秋に、マツやその周辺に生えている植物の葉の上で、何度もこの幼虫を見ています。 しかし、フラッシュを光らせると、このヤニのために体が光り、ブログに載せるような写真が撮れず、そのうちに撮るのが難しい所に逃げ込まれるのが常でした。 今回も体のあちこちが光っていますが、動きがとてもゆっくりでしたので、光の当て方などをいろいろ調整するゆとりがありました。


 上は折りたたんでいた触角を伸ばして歩きはじめたところですが、片方の触角は、まだ2つ折りのままです。


(2015.2.1. 堺自然ふれあいの森)

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