2018-08-09

ツボゴケ


 弦状に長く伸びたコケ、もう少し拡大すると・・・


 ツルチョウチンゴケ属のようです。



 湿らせて葉の巻縮を解いてやると、葉先は鋭頭です。 これで写真のコケは、ヤマトチョウチンゴケ、ツボゴケ、コツボゴケのいずれかに絞られました。 以下、葉の細部を調べると・・・


 中肋は葉先に届いています。


 葉縁の歯は単細胞です。 これらから候補はツボゴケかコツボゴケに絞られました。 しかしこの両者は非常によく似ています。 ツボゴケは雌雄同株でコツボゴケは雌雄異株ですが、生殖に関する部分が見あたらない今回は、葉身細胞を見るしかありません。


 上は葉身細胞で、大きさにかなりのばらつきがあり、面積にして大きい細胞は小さな細胞の4倍ほどあります。 このことから、写真のコケはツボゴケ Plagiomnium cuspidatum のようです。

(2018.7.19. 滋賀県 醒井渓谷)

こちらに載せているのは、時期的なものなのか、匍匐茎が目立たない5月のツボゴケです。

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