上は古木の樹幹についているコケの様子です。
ラセンゴケや
フルノコゴケなどに混じって、細長いひも状に垂れ下がっているのは、蒴が無くよく分かりませんが、ヒメスズゴケ
Forsstroemia cryphaeoides のようです。
上は乾いた状態です。 一次茎は樹幹を這っているはずで、写真は二次茎と枝ということになるでしょう。 葉は茎や枝にくっついていますが縮れてはいません。
湿らせて軟らかくなった状態で、分枝の様子を見るために枝を広げてみました(上の写真)。 細くなった枝の枝分かれはほとんどありません。
上は太い枝についていた枝葉です。 中肋は微妙で、葉先に届いているようにも見えますが、中肋を形成しているのは細長い細胞と見るなら、中肋は葉長の 3/4ほどの長さです。 葉先付近には低い鋸歯が見られます。 翼部は分化していません。
上は葉の中央部から少し葉先寄りの葉身細胞です。
(2019.12.11. 大阪府高槻市大字川久保)
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