崖に垂れ下がっているのは、下に書くように中肋に疑問が残るのですが、ホソムジナゴケ Trachypus humilis としておきます。
葉を密につけています。 葉の長さは1mm前後です。
平凡社の図鑑では、中肋が葉の中部以上に達するのはムジナゴケで、ホソムジナゴケの中肋は葉の中部以下に終わるとなっています。 葉を数枚見たところ、どの葉も上の写真のように中肋は葉の中部以上に達しているのですが、他の特徴はホソムジナゴケのように思えます。
葉身細胞は長い六角形、長さは 10~15μmで、たくさんのパピラが見られます(上の写真)。
葉の先は透明になっています(上の写真)。
葉の基部の細胞も透明で平滑です。
(2016.10.12. 貴船神社奥の林道)