ホシアサガオ |
マメアサガオ |
接するようにしてホシアサガオとマメアサガオが咲いていました。 ホシアサガオの学名は Ipomoea triloba で、マメアサガオの学名は Ipomoea lacunosa、同じサツマイモ属で、花の大きさなどもよく似ています。
ホシアサガオの花はピンクでマメアサガオは白い花ですから、間違う心配は無いと思われるかもしれませんが、例えば栽培アサガオにいろんな色があるように花の色は案外あてにはならず、マメアサガオにはベニバナマメアサガオという品種もあります。
葉の形もあてにはできません。 ホシアサガオの種小名 triloba は「3裂した」という意味で、たしかに葉は3裂するものが多いのですが、1枚目の写真のようなものもあります。 また、マメアサガオの葉も3裂することがあります。
両者の違いは種子の形態によく表れるのですが、まだ果実が見られない段階でも、花柄と花のつき方に違いが見られます。
ホシアサガオ |
1枚目の写真のようにホシアサガオの花柄は長く、1花茎にはたくさんの花がつきます。 上の写真の1本の花柄には、ツボミを含めて5個の花がついています。
ホシアサガオ |
上はホシアサガオの花柄をさらに拡大したもので、上方にある細長い葉のようなものは苞です。 ホシアサガオの花柄には稜が目立ち、イボ状の粒点はあまり目立ちません。
マメアサガオ |
マメアサガオの花柄はホシアサガオほど長くはなく、1本の花柄につく花は1~2個です。 また、上の写真のレベルの拡大率でもイボ状の粒点がよく目立っています。 稜はありますが、ホシアサガオほどには目立たないようです。
下はこの花柄をさらに拡大したものです。
マメアサガオ |
(2016.9.27. 堺自然ふれあいの森)
◎ ホシアサガオは、果実の様子も含め、こちらにも載せています。
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