シャクナゲの仲間(ツツジ属シャクナゲ亜属)も種類は多いのですが、私たち近畿地方に住む者があちこちの山地で見かけるのは、多くの場合、ツクシシャクナゲの亜種とされているホンシャクナゲ Rhododendron japonoheptamerum var. hondoense です。
上はハクサンシャクナゲ Rhododendron brachycarpum です。 2021.7.8.に秋田駒ケ岳の標高1500m付近で撮りました。 ハナカミキリなどいろんな虫が花に潜り込んでいます。 ホンシャクナゲよりかなり小さな清楚な花です。
花の色は淡い紅色から白色で、株によって異なります。 花の内側上部には薄い緑色の斑点があります。 下は上のすぐ近くで咲いていた別の株の花です。
見られるのは四国の石鎚山と本州中部以北の亜高山帯で、一部はハイマツ帯にまで分布します。 花期は7月~8月上旬です。 花弁は5枚で、メシベの長さはオシベより短いのも特徴の1つです。
ホンシャクナゲの花と比較してみましょう。
上は六甲山で5月上旬に撮ったホンシャクナゲです。 花期は4月下旬~5月中旬で、花色は赤紫から白まで、かなり変化に富んでいます。
花弁は7枚、メシベはオシベより前に突き出ています。
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