ホソバタブ(
Machilus japonica )は別名アオガシとも言われ、関東以西の暖地の山中に生える常緑高木です。
タブノキとは同属ですが別種で、タブノキの学名は
Machilus thunbergii ですから、学名からすると、ホソバタブの方が日本代表のようになっています。
花は、ガク片が3枚、花弁が3枚ですが、ガク片と花弁はほぼ同長で、色も同じ緑色ですので、花被片が6と言った方がいいでしょう。 オシベは4輪に配置されています。 いちばん外側の第1輪は花弁の間つまりガク片の真上に位置し、次の第2輪は第1輪の間つまり花弁の真上に位置し、その次の第3輪は第2輪の間つまりガク片の真上に来ることになり、第1輪のオシベの真上に第3輪のオシベが来ることになります。 なお、第4輪のオシベは退化し、小さくなっています。 また、写真で橙色に見えているのは、オシベの両サイドについている有柄の腺体です。
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