ジュズスゲは、頂小穂が雄性ですが、雌性の側小穂も茎頂に数個かたまっていて、雄性の頂小穂と雌性の側小穂がほぼ同じ高さになるのが特徴です。 なお雌性の側小穂は下部にも離れてつきます。
上は雌小穂の一部です。 果胞間には少し隙間があり、和名はこれを数珠玉を連ねた様子に譬えたもののように思います。
果胞は長い嘴を持っています。 柱頭は、時期が少し遅く分かりにくいのですが、3本に分かれています。 また鱗片は果胞よりかなり小さく、芒はありません。
ところで、1枚目の写真で、雌小穂の一部が褐色になっています。 “犯人”を捜してみると・・・
ヒゲナガカメムシがいました。 果胞の中にある熟す前の柔らかい果実の汁を吸っていたようです。
(2015.5.11. 堺自然ふれあいの森)
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