2015-06-10

セイナンナガハシゴケ


 樹幹についていた写真のコケ、前に載せたナガハシゴケによく似ています。 しかし葉の翼部を見ると、


 ナガハシゴケの大型で薄壁の細胞は1段であったのに対し、このコケの葉では2~3段になっています(上の写真)。 これは西日本に多いセイナンナガハシゴケ Sematophyllum pulchellum の特徴です。
 セイナンナガハシゴケはナガハシゴケ Sematophyllum subhumile と同種とされることになり、この和名も使われなくなりましたが、何かの役に立つこともあるかと思い、このページはそのまま残しておきます。

(2015.5.22. 堺自然ふれあいの森)