写真はハネゴケ科のコハネゴケ(
Plagiochila sciophila )でしょう。 昨日載せた
オオトラノオゴケに混じって生えていました。
葉は瓦状にやや重なり合ってつき、縁には数個の歯があります。
上は腹側から見たものです。 葉(側葉)に腹片はありません。 腹葉(赤い矢印)はとても小さく、基部まで2~4深裂し、裂片は毛状です。 下は腹葉を顕微鏡下で撮ったものです(2枚の写真を深度合成しています)。
葉の付き方が瓦状で、腹片を持たず、腹葉は痕跡的であるのは、ハネゴケ科に見られる特徴のようです。
(2015.6.4. 金剛山)
◎ コハネゴケの造卵器や造精器などについては
こちらに載せています。