2015-06-03

サヤゴケ


 たくさんの花が咲いたようなサヤゴケ Glyphomitrium humillimum の胞子体です。 ただし、上の写真は、ほぼ垂直の樹幹についていたものを撮った本来の写真を90°回転させています。 また、サヤゴケの葉の上を他のコケが覆っていて、上の写真の葉のほとんどはサヤゴケの葉ではありません。
 他のコケを取り除き、サヤゴケだけにしたのが下の写真です。


 上の写真で蒴の柄が苞葉に鞘状に包まれているのが分かるでしょうか。 これがサヤゴケの名前の由来です。


 上はサヤゴケの1枚の葉です。 葉は全縁で中肋は葉先に達しています。


 葉身細胞はほぼ方形です。

(2015.6.1. 堺市南区鉢ケ峯寺)

◎ 写真のものより10日ほど早く、帽があったり胞子がたくさん入っている蒴の様子はこちらに載せています。