上はスギの樹幹に生えるヒメミノリゴケ
Acrolejeunea pusilla です。 ヒメミノリゴケはこのように樹幹に着生する小型の苔類です。
上は腹面から撮ったもので、腹片も腹葉も写っているのですが、腹葉は少し分かり辛くなっています。 じつはこの写真は2枚を深度合成(=多焦点合成)したもので、深度合成する前の腹葉にピントの合っている写真が下です。 腹葉の様子はこの方が分かり易いですね。 特に顕微鏡写真では深度合成するとかえって分かりにくくなる場合かあることの例です。
腹葉は少し角ばった円形で、全縁です。
上は1枚の葉を撮ったものです。 腹片は背片の1/2~1/3で、2歯があります。
(2016.7.13. 京都市 西芳寺川)
◎ ヒメミノリゴケの葉身細胞の様子などは
こちらに載せています。